杉は、縦につづく色の濃い部分の繊維はつよく、引張だけでなく、曲げにもある程度の耐力を発揮する。
しかし、色の薄い部分は、春から夏にかけて、早く成長した細胞膜の柔らかい組織で、縦の強い繊維をつなぐ横糸のような役割を担うが、強度をほとんど期待できない。まるで縦糸だけで編まれた布のようなものだ。縦糸どうしはバラバラに肌分かれをおこしやすい。木の割れである。だから薪割りができるということになる。
木の加工品を設計するときは、この強い繊維をどのように配置するかということが大切になる。