分類的にみると、クルミの名はクルミ属からクルミ科、クルミ目までさかのぼる広範な名称で、いろいろな木がその名で呼ばれる。
ウォルナットの英名でよく目にするのは、もう少し濃い色合いだが、このクルミは薄いピンクの地肌にグレーの導管が木目を描く美しい色をしている。しかし、この微妙な美しさを生かした器を作るのは至難なわざだ。
要するに塗装がむずかしい。いろいろな塗装を試してみたが、なかなかイメージ通りに仕上がらない。


手前と奥は、アマニスタンドオイルで4~5回塗り重ねたものだが、導管が黒く浮き上がる。
右は、水性の浸透性ウレタンの3回塗り、こちらは平板な感じに。
左は、文化財の修復のために開発されたという、ポリウレタン系の木質含浸強化ポリマーというのを試してみたもので、若干ピンク色が残っている。

下は、アマニスタンドオイルで仕上げたもの。