エンジュの角皿(中)250×250×23

エンジュは中国原産のマメ科の高木で、日本では街路樹に植えられることもある。
しかし、加工素材としては貴重樹種といえる。
比重は0.63、重くしっかりした印象である。
木質は、硬く、繊維どうしが強く結びついていて非常に割れにくい。木目に沿って割りばしのように割れるということはまずない。粘り強い木だ。
やや赤みを帯びたうすい褐色の木肌をよく研磨して、アマニスタンドオイルを塗装すると、にぶい光を反射する独特の表情を持つ器に仕上がる。
エッジをシャープにしながら面をとることによって、この木のしっかりした特徴が強調される。
木目方向を横切る緩やかな曲線模様は、枝を受けた幹の上側の組織が、枝の重さに引っ張られたための痕跡ではないかと思われる。
おそらく普通の樹種だったら折れてしまうほどの重さに・・・。