木の器・食・街・世間・言いたいこと・・・

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箸置き

屋久杉の箸置き 箸はたくさん作ったが、箸置きというものを作ってこなかった。日常的に箸置きを使ってこなかったせいだろう。しかし箸に意識が向かうようになると、ぺたっと置くことに不足を感じるようになった。なにかすわりが悪いので …

箸置きup

カラトリ―にあそぶ

カラトリ―に遊ぶ もしそれが屋久杉のように緻密で木目のきわだった材料であれば、カラトリ―のような小さいものをキャンバスに見立てて木目を現わさせてみる。緩やかに角度をつければ、こまやかな流れるような柾目がゆったりとした板目 …

木のふところ

屋久杉のナイフ(小) 木の加工は引き算である。だから削りすぎたら全体を小さくしながら修正するしかない。それには多くの手間を要し、厳密に繰り返してゆけば、次第に別のものになってしまう。そんなことで何度途中で投げ出してしまっ …

杉は、縦につづく色の濃い部分の繊維はつよく、引張だけでなく、曲げにもある程度の耐力を発揮する。しかし、色の薄い部分は、春から夏にかけて、早く成長した細胞膜の柔らかい組織で、縦の強い繊維をつなぐ横糸のような役割を担うが、強 …

危機

大林宣彦さんは、戦争の記憶を失った日本の平和は、どこか危うい、と言った。人間は悲しいほどに歴史の記憶から遠ざかり続ける。しかし、多くの人がその存在をかけて戦争の非を語り続けてきたのであり、そうした人や、それを見聞きしてき …

アカマツのスプーン40本

アカマツのスプーン40本 材木店の倉庫入り口付近に立てかけてあった1m程の材。結局、40本のスプーンに化けた。繰り返しの作業というのは、材のなりたい形に導かれていくような工程になっていく。「作らるる美ではなく、生まるる美 …

スプーン 4樹種

左からからタモ、アカマツ、ヤクスギ、ウォールナット アカマツのスプーン 緻密で目の詰んだアカマツは、そう多くはお目にかかれない。 遠藤材木店の倉庫の端に、ぽつんと置いてあった黒い木片。 重さから緻密であることは分かったが …

屋久杉のジャムスプーンetc

杉のすがすがしい香りや雰囲気は、どことなくなつかしい風景のようだ。 杉は決して丈夫な材ではないが、木の繊維の配置によってはこのような薄いヘラでも十分な強さを発揮する。 太いところで8.2mmの箸には24から28の年輪を数 …

シタンのフォークの大きさ

このブログをご覧になった方から、シタンのフォークの大きさについて質問をお寄せいただいた。 上の図は製作のためのスケッチで、ほぼこの図のようにでき上っている。 このナイフとフォークのセットは、ごろんとした大きさのまま蒸した …

シタン・屋久杉の箸やナイフ

シタンの箸 シタンの箸があまりに使いやすいので、親しい人に差し上げようと、つぎつぎ作っているうちに製作手順がこなれてきました。 バンドソーの刃を使い分けて切断すれば、研磨代の少ない木取をすることができます。こういった作業 …

ケヤキの板皿

ケヤキの板皿 これは単なる板じゃん。 しかし、樹皮に近いところの端材でつくった皿は、管理が楽で、意外と便利。

屋久杉の長皿

屋久杉の長皿 台風などで倒れた屋久杉は、倒木のまましばらく放置され、そのうちの限られたものが市場に出回る。 この材は、そうしたもののひとつだと思われる。 倒木屋久杉は虫食いや割れ、シミそして油分が抜けていくという、風化の …

シタンのフォークとナイフ-2

シタンのフォークとナイフ シタンのフォークとナイフの改良版である。 シタンの強度に頼って細くしていくと、しなりと割れ(折れじゃなくて)という問題にぶちあたってしまった。 快適に使うには木にあったあるていどの厚さや太さが必 …

シタンのナイフとフォーク

シタンのナイフとフォーク シタンという木は、箸として使ってみるとその物性におどろく。 減らない、曲がらないそして硬い。まるで軽い金属とでも言いたくなるような。 そんなわけで、ナイフとフォークをつくってみた。 このナイフ、 …

アカマツのパン皿1

アカマツのパン皿 180×180×18 アカマツの柾目はまっすぐに林立する樹形そのままにくせのない美しい平行線を描く。 やにが出るのがこの樹種の難点とされるが、赤みのある肌合いは器にすると温かみのある雰囲気をかもし出して …

ソメイヨシノとグローバリズム

この暖かさで、桜の季節が一気に過ぎ去ろうとしています。桜の頃は季節の移ろいを一番感じるときといえるかもしれません。 ソメイヨシノといえば、養老孟司さんは 、皆が同じようになろうとするグローバリズムと並べて、「いっせいに咲 …

アカマツの角皿(小)

アカマツの木目は、赤みが美しい。 柾目の部分は素直で加工しやすいが、木目の部分は目が硬く平滑にするがむずかしい。 左は塗装前のもの。 角を落とした形をためしてみたけれど、いまいち。

カエデの長皿

遠藤材木店の店先に並べてあったカエデのカット済みの板。 白い斑点模様がファンタジックな雰囲気をかもしている。ちょっと削ってみたくなって購入。 磨いてみると、ハンノキなどでもみられるような大柄のうずら模様があらわれた。 手 …

クルミの角皿の塗装に苦戦

分類的にみると、クルミの名はクルミ属からクルミ科、クルミ目までさかのぼる広範な名称で、いろいろな木がその名で呼ばれる。 ウォルナットの英名でよく目にするのは、もう少し濃い色合いだが、このクルミは薄いピンクの地肌にグレーの …

人が歩ける道へ

「街」 首都圏への人口流入はいまだに続いているという。ずっと続いてきた首都圏の人口増と、変わらないインフラ。東京周辺の街が持っているひずみのひとつである、生活道路について。 私の住んでいる市川市を例にとれば、48万人の人 …

木の器の正月

2018正月 孫たちが集まった元旦の次の日は、じじばば2人の静かな正月。 今年も木の器を並べてささやかに、健康に感謝のお祝いです。 お刺身は杉の器に、煮物や漬物は赤松の柾目の器に盛ります。 赤松の柾目はなんでも合う汎用性 …

クルミ角皿

クルミ角皿 280×280×28 クルミ材をはじめて加工してみた。 クルミというイメージから硬い木を想像していたが、加工しやすい素直な木質であることに驚いた。 この明るく、グレーがかったピンク色の素敵な雰囲気は、写真では …

エンジュ角皿15㎝  3枚組の内

  エンジュ角皿 180×180×24 エンジュ3枚組の最後の角皿が完成した。 1枚の板から木取したので木目が連続しているのがおもしろいところ。 エンジュはやはり加工や塗装の難しい木といえるだろう。 自然塗料は …

エンジュ長皿(大)

エンジュ長皿360×220×24 エンジュの2作目。 一枚の板から大中小3枚の木取りをした、これは大きい方の皿。 エンジュの木は、仕上げると最初から使い込んだような風格をかもしだす。 この風合いは、粘り強い木の性質をその …

シタンの角皿25㎝

シタン角皿25㎝・2㎝ 雨の日に時間つぶしに削ったシタンの角皿。四隅の高さは2㎝、エッジは細くシャープに削り出した。 このプロポ―ションは、シタンの加工をする中で思いうかんだもので、作りたかった皿だ。 おそらくいろいろな …

ケヤキの角皿27㎝耳付き

以前に作った角皿の兄弟。 端材を利用しているので隅が欠けている。この乾燥しきった材は加工しやすい。 目のつんだケヤキの木目は独特の存在感だが、軽く使いやすいという特徴を合わせ持っている。 アマニスタンドオイルで仕上げてい …

古木の角皿(大)のリニューアル

古木の角皿(36㎝角)を削りなおした。 全体に薄く、エッヂを細く仕上げなおした。 薄くしたうえで、浸透性ウレタンで仕上げる。艶消し材の入ったウレタンをごく薄く数回に分けて塗り上げる。 ウレタンならではの光沢がこの古木には …

雨の日のシタン削り

長雨が続く週末には、落ち着いて器づくりができます。 バイステーブルに材を挟んで写真のようにして削ります。 材を固定するためのパッキング材は、テーブルに両面テープで止めて動かないようにするのががコツです。 そして、カンナの …

クルミ材

クルミの木は、薄ピンクの地と黒い木目がいずれもグレーがかっていて、その表情には儚い優しさをただよわせている。 こうした雰囲気をそのまま器にできたらと思わされる、魅力を持っている。

シタンの箸

      シタンの箸 233㎜×8㎜ いろいろな木で箸を作ってみたが、実際に使ってみてると、シタンの良さに軍配が上がる。 皿用にひき割った残りの材が、箸用にちょうどいい厚さだったこともあっ …

エンジュの角皿(中)

    エンジュの角皿(中)250×250×23 エンジュは中国原産のマメ科の高木で、日本では街路樹に植えられることもある。 しかし、加工素材としては貴重樹種といえる。 比重は0.63、重くしっかりし …

今年のブドウ

庭の藤稔は今年も順調に育っています。 例によってハクビシン対策の収穫ネットの装着も済んで成熟をまつばかりです。 消毒は春先に局所的に散布しただけですが、目立った病虫害は出ていません。 唯一コガネムシが葉にたかっていますが …

イブキの長皿360×220×24

イブキの長皿360×220×24 イブキの器が出来上がった。 このような木の器を作る作業を工芸と言わせてもらうならば、工芸というのは欠点が欠点としてよく見えてしまうという点がアートと決定的に異なると思う。 加工精度や仕上 …

イブキの長皿をつくる

イブキの長皿 360×220 赤みの中に白が混ざっていて、ちょっと興味を引いたので買っておいたイブキを削り始めた。 杉のようなさわやかな香りを放ち、いかにも針葉樹らしい木目から想像するよりはしっかりとした密度感がある。 …

屋久杉のパン皿リニューアルとシタンの箸

屋久杉のパン皿リニューアル 友人のYさんに屋久杉のパン皿6枚を買っていただいた。 やたらと木や道具を買いこんでしまう私の器づくりを見かねてのことに違いないのだが、ありがたい。これで新しい材料が買えるから。 しかし、買って …

ケヤキ角皿27㎝

ケヤキ角皿27㎝ このケヤキの端材は、丸太から板材を製材した残りの樹皮に近い部分で薄く反りも大きい。 このような材の場合は、木取をした後ターンテーブルに乗せて水平ラインを決める。 そうすることで材から最適な切削ラインを描 …

ケヤキ耳付き皿

ケヤキ耳付き皿 この材は製材する際に出る樹皮付の端材だ。 乾燥しきっていていい風合いをだしていたので削ってみた。 単なる板といえば板。 野趣に富んだ皿といえば皿?

シタンの長皿

シタンの長皿 320×150(銘々皿) アマニスタンドオイル シタンは硬い。刃物ができるのではないかと思うぐらいだ。 そして曲がらない。しならないので箸なんかにはむいているのがのが良く分かる。 しかし、思ったより加工性は …

春のサラダランチ

冬を越したプランターのハーブたちがいっせいに若葉を出しはじめた。 ルッコラ、イタリアンパセリ、チャイブ、クレソン、それに色とりどりのレタス。 美味しそうなのでおもわず摘んで休日の昼のランチの木器の上に。

唐木を購入

色合いからみるとシタン(紫檀)と思われる唐木を購入した。 仏壇なんかによく使われているので何か辛気臭い感じがするが、ローズウッドともいわれ、かすかなバラの香りがする美しい材だ。 ギターの指版なんかにも使われ、耐久性の点で …

長皿(大)の連作

サクラ長皿(大)360×220×25 作業台に使っていた45㎜厚のサクラ材を長皿に加工してみた。材は硬く加工の難易度は高い方だと思う。 加工精度に力不足を感じるものの、精度を上げるほどに工芸的な雰囲気を醸し出す。 塗装は …

2017木の器で正月

今年もまた木の器でお正月。 テンカラマツ、モミジ、アカマツの板目と柾目。器が料理を少しは引き立ててくれます。 それにサクラの箸。 手前のお刺身皿は、アカマツ柾目の長皿。 浸透性ウレタンはオリーブオイルも浸透してしまうこと …

アカマツの長皿(大)

アカマツ長皿(大)360×220×25 目のつんだアカマツの柾目は、美しく加工しやすい優れた用材だ。 古材は乾燥しきっていて脂の出る心配も少ない。またこの材は緻密で比重も大きくしっかりしている。 このような良い材料を削る …

古木の角皿(大)

古木の角皿(大)36㎝×36㎝ 遠藤材木店で見つけた民家から出たという古木。樹種は「松系」というところまでしかわからないらしい。 見た目より硬く、重く、しっかりしている。 一部黒みがかった、赤い木肌はいかにも古木らしい風 …

ブドウのハクビシン対策

庭で藤稔というブドウを作っているのですが、毎年ハクビシンの被害に頭を痛めていました。 ハクビシンはタヌキに似て愛らしい動物ですが、街中でも住んでいるのは驚きです。 大きな鳥害ネットでブドウの木全体をくるんだりしていたので …

ケヤキのパン皿リニューアル

宮崎で木器づくりをしていた友人から、数十年前にいただいたケヤキのパン皿。 4人家族の我が家ではパン食のたびに活躍してくれた思い出の器です。 もともとはふき漆で仕上げらてれていたのですが、表面は長年の使用で、艶を失い黒ずん …

夏はバジルペーストづくり

バジルは暑い夏が好きだ。 ゼラニウムは暑さと湿気に弱いけれど、バジルはその暑さと湿気の中でスクスク育つ。 夏の勢いを凝縮したような、バジルの葉を使ったペーストはおいしい。 フランスパン、バジルペースト、ワインは、なんとも …

スギの長皿

スギ長皿 360㎜×230㎜ 水性ウレタン 杉は美しい。 柔らかく粗い木肌は暖かく、何か懐かしい感じがする。 遠藤材木店の店先に立てかけてあった、赤白の対比が際立つ杉。 美しくはあるが、粗さが食器には向いてないだろうなと …

ベランダのラベンダー?

  ラベンダーの花ががそろそろ咲いてきた。 去年、鉢からプランターに移したらラベンダー本来の姿かたちで咲いてくれた。 このプランターには自生したチャイブやクレソンも一緒に冬を越して立派な花を咲かせ、種をつけてい …

イチイとモミジのしゃもじスプーン

イチイ(左)とモミジ(右)のしゃもじスプーン 240×70 これはチラシ寿司などをとりわけるときに使うつもりで作ったもの。 酢飯を切ったり、すくいやすくと考えたら、しゃもじとスプーンの合いの子のような形になった。 イチイ …

窓先のゼラニウム

窓先のゼラニウムは今が見ごろ。 ゼラニウムは1年中花をつけてくれるが、梅雨前の1か月くらいの間に、2度の開花ピークをむかえる。よほどこの季節が好きなのだろう。 こぼれ種から自生したディルもこの場所が気に入ったらしく負けず …

木のスプーンいろいろ

  イチイのスプーン イチイは木目や色合いが美しい。そして軽くて意外と丈夫である。 変化にとんだ模様は、一つ一つ異なった味わいを見せる。 浸透性の水性ウレタン塗料を3回塗り重ねて、滑らかさと実用性が備わった。 …

イチイの角皿27cm

イチイの角皿27㎝ 270×270×19  水性ウレタン 最初に手がけたイチイの木を角皿に仕立てた。 この仕上げ方だと、木の温かみのある木肌をそのまま残すことができる。  

ラオスヒノキの角皿25cm

ラオスヒノキの角皿25㎝  250×250×18.5 水性ウレタン この木の不思議な色合いを残し、耐水性を持たせるために浸透性の水性ウレタンを使用。 ほとんど木の素肌のままのように仕上がっている。 ♯600で研磨したツル …

クリスマスローズ

クリスマスローズは春が待ち遠しい3月、いち早くにぎわいを見せてくれる。 写真は植え込んで5、6年になる鉢。 最初は赤や緑のいろいろな色を混植したのだが、年を経るにつれほぼ同じ色になってしまった。 しかし、白で咲きはじめた …

ラオスヒノキの角皿27㎝

    ラオスヒノキの角皿(中)270×270×18.5 目の詰んだ美しいヒノキ。この樹種も現在では伐採が禁止されているらしく貴重品である。 写真のように紫色の混じったファンタジックな木目を持っている …

屋久杉パン皿

屋久杉パン皿 180×180×13 木を削る作業をしていると、素材に引き込まれてしまう感じになることがある。 それは「作ろう」といいう自分の意思とは異なって、削るたびに現れる木目の美しさに対する驚きのようなもので、発掘調 …

テンカラマツの角皿(大)-2

テンカラマツ大角皿36㎝×36㎝ 2作目 削りあがって塗装をした出来立てホヤホヤの角皿。 日差しのなかに置いたら、生まれたての香ばしさをまわりに放っているようです。 塗装は、亜麻仁油を主体とした塗料ですが、最近ヘルシーな …

ユキヤナギの紅葉

正月になってようやくユキヤナギがきれいに紅葉した。 ユキヤナギは春の白い花ばかりが注目されがちですが、明るい紅葉は負けずに美しいと思う。 手前は暖冬でまだ咲き続けているアメジストセージ。晩夏に2度ほど摘心をすると伸びすぎ …

テンカラマツの角皿(大)

テンカラマツ大角皿 36㎝×36㎝ あまり聞いたこののない木ですが、このテンカラマツ(天唐松)は材木屋さんの倉庫の片隅に眠っていたもので、そうとう古いものらしく赤黒く焼けていた。 しかし、いわゆるカラマツと違って重く、そ …

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